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    【月刊いんどアーユルヴェーダ新聞】第17号

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◆◆◇◇自己を癒す科学アユルヴェーダ◇◇◎◎
(AYURVEDA---The Science of Self-Healingより訳)

●「断食について」***************************************

断食を行う前に、個々のドーシャ体質(ヴァタ・ピッタ・カフ
ァ)に対する考慮がなされなければなりません。
西洋では、個人の体質が考慮されないまま、断食は10日、ある
いは15日、20日、またはそれ以上すべきだと述べられることが
しばしばあります。
個々の体質が考慮されない、というこの理解の欠如は、断食を
する人にとってかえって有害になってしまう可能性があります。

まず、ヴァタ質の人は、3日間以上断食をすべきではありませ
ん。食べないことは、体の軽さを促進させます。ヴァタ(体の
「空気」質)も軽いという質を持つため、もし断食が長く行わ
れれば、ヴァタ要素が損なわれ、その人に不安や怖れ、心配、
臆病さ、弱さを作り出すことになります。

この断食制限は、ピッタ質の人にも同じく当てはまります。
4日以上に及ぶ断食は、体内の「火」要素を増大させ、ピッタ
を悪化させます。悪化されたピッタは、怒りや憎しみ、めまい
という精神/身体状態の原因となります。

カファ質の人は、長い断食をすることができます。
これらの人たちは、体の軽さが促進されて、すばらしい気づき
や意識が開花する心地よい感覚を味わい、明快さと理解力が高
められるでしょう。

ジュースによる断食を行う場合、覚えておくべき重要なことは、

ヴァタ質の人にはブドウジュース、
ピッタ質ではザクロジュース、
カファ質にはリンゴジュース

がベストだということです。
断食のそれぞれの日に、約1〜1.5リットルの水で薄めたジュー
スを飲みます。

断食の間、消化器官は休養しています。この期間中は、消化の
炎であるアグニに負担をかけないようにすることが重要です。
断食の間、消化の炎は掻き立てられ、消化するための食べ物が
ないため、アグニはゆっくりと腸内に長く居座っている毒素を
燃やし尽くします。
アユルヴェーダでは、断食の間は薬用効果のある生姜やブラッ
クペッパー、唐辛子、カレーリーフのようなハーブを用いるこ
とを教えています。なぜなら、これらのハーブには辛くてスパ
イシーな特性があるので、組織中の毒素を中和するのに役立つ
からです。これらのハーブを、お茶にしてとれば、毒素を燃や
し尽くすアグニを掻き立たせる助けとなります。

もし断食をする場合は、体の丈夫さやスタミナに注意する必要
があります。もし際立って少ない場合には、断食は中止される
べきです。
断食は、熱がある時や風邪、便秘、関節の痛みのある時にお勧
めです。もし毒素(アマ)が大腸にある場合は、断食する兆し
です。
正常で健康な人には、週一度のぬるま湯断食(一日1〜2リット
ル)がよいでしょう。これは、消化器官に休養を与えます。


●「ビタミン類について」*********************************

西洋では、ビタミン類をとることは、健康を維持したり作り出
すためのひとつの手段とみなされています。
医師や健康の専門家たちは、自分の患者たちに、ビタミン類を
日課的にとるように指示し、その一般的なものに「風邪を予防
するためにビタミンCをたくさんとる」といったものがあります。

しかしながら、個人の体質が考慮されない場合、このようなビ
タミン類の投薬はおそらく、その人のドーシャ・バランスを崩
すことになりかねません。人間の体には、ビタミン類を作り出
す能力があり、それは必要性と外部からとるビタミン類にもよ
りますが、個人の体質とアグニの状態の考慮がなされなければ、
体内にビタミンを過剰に生み出すことになります。

ビタミンやミネラル類を、食事を補うものとして規則的にとっ
ているたくさんの人々は、サプリメントをとっているのにも関
わらず、おなじ不足状態にとどまり続けます。
なぜなら人々は、それら自然なビタミン類や人工のビタミン類
を、適切に消化し、吸収することができないからです。

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なるほど。自然のものであろうが人工
のものであろうが、そのビタミンやミ
ネラル類を、体が吸収できる状態でな
ければ、同じなんですね。
つまり、はじめに、それらのビタミン
やミネラルを、体がちゃんと吸収して
くれる状態にしなければならないとい
うことですね。
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●「味覚について」****************************************

「水」要素は、味覚を体験し伝達する、主要な働きがあります。
ものの味を感じるためには、舌はぬれていなければなりません。
舌を乾かしてから、その上に少量の砂糖または胡椒をおいてみ
て下さい。あなたは、味を感じることはできないでしょう。
味覚を感知するためには、ぬれた舌は必然です。
味覚には「甘い」「酸っぱい」「塩味」「刺激性」「苦い」
「渋い」の6つがあります。

これらの6つの基本味覚は、五つの基本要素に由来します。
甘味には「地」と「水」の要素が含まれ、酸っぱい味には「地」
「火」の要素、そして塩味には「水」「火」の要素が含まれま
す。刺激性の味は「火」「空気」、苦味では「空気」「天空」、
そして渋味には「空気」「地」の要素が含まれています。

ヴァタ質の人は、苦味、刺激性、渋味のあるものを過剰にとる
ことはさ
けるべきです。それらの味は「空気」要素を増大させ、ガスが
たまる傾向があるからです。ヴァタ質の人には、甘味、酸味、
塩味のものがよいでしょう。

ピッタ質の人は、体の「火」要素を悪化させる酸味、塩味、刺
激性のものはさけるべきでしょう。しかしながら、甘味、苦味、
渋味は、ピッタ質の人には有益です。

カファ質の人は、「水」要素を増大させる甘味、酸味、塩味は
さけ、刺激性のものや苦味、渋味のものがよいでしょう。


●「ラサ・ヴィルヤ・ヴィパク概念」************************

アユルヴェーダ薬理学は、「ラサ」「ヴィルヤ」「ヴィパク」
概念が基盤となっています。これらの概念は、味覚に関連して
いる微妙な現象と、食べ物のもつ「熱い」または「冷たい」効
果に関係しています。

有機のものと無機のものでは、口や胃、小腸、大腸を通り過ぎ
る時に、異なった味と温度を生み出します。舌の上にある物質
が置かれた時、最初に経験するその味は、ラサと呼ばれます。

その食物が飲み込まれ、胃に入るとすぐに、あるいは後から、
それが熱いか冷たいかが体験されます。これをヴィルヤと呼ん
でいます。ヴィルヤの感覚、いいかえれば作用は、その物質が
持つ熱いか冷たいかの特性に関与しています。

食べ物はまた、消化された後、ある効果を持ち、これはヴィパ
クと呼ばれています。
例えば、ほとんどのでんぷん質の食べ物は、噛まれた後や消化
された後、甘味になります。ですから、それらの消化後の味
(ヴィパク)は、「甘味」ということになります。

アユルヴェーダ薬理学は、物質のラサ、ヴィルヤ、ヴィパクが
基盤となっています。日々の経験的な知識の中で、体の中には、
表現されることのない特定の、多数の異なる物質があることが
発見されました。この働きを認知するため、チャラカはプラバ
ーヴという専門用語を用いました。この用語の文字通りの意味
は、「ラサ・ヴィルヤ・ヴィパクに関係ない、いわばそのルー
ルの例外である特定の作用」を表します。

ラサ・ヴィルヤ・ヴィパク概念は、食べ物やハーブだけでなく、
宝石や石類、鉱物類、金属類、色、そして心や感情さえも含む
すべてにもまた、当てはまります。

このようにして、たいてい、甘味と塩味は「甘いヴィパク」を
持ち、酸味は「酸っぱいヴィパク」を、そして刺激性と苦味、
渋味は「刺激性ヴィパク」を持っています。
このように、ラサとヴィパクは物の味に直接的関係にあるのに
対し、ヴィルヤはそれらのもつ「熱い」または「冷たい」効果
に関連しています。これら三つは、トリドーシャに直接影響を
与えると同時に、身体組織(ダツ)の栄養と変換にも影響を与
えます。


《ラサ(味)》《ヴィルヤ(特性)》  《例》

甘  味    冷たい     小麦、米、牛乳
砂糖など

酸  味    熱 い     ヨーグルト、
チーズ、レモン
など

塩  味    熱 い     海塩、岩塩、
                                 海藻など

刺激性の味   熱 い     玉ねぎ、チリ、
ニンニク、生姜
など

苦  味    冷たい     たんぽぽの根、
フェヌグリーク、
ターメリックなど

渋  味    冷たい     ザクロ、ターメリック、
熟していないバナナ
など

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◆◇アユルヴェーダの植物◆◇
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『プディナ Pudina』(ハッカ)

プディナは、サンスクリット語でプディナ、またはプティナ、
ヒンディー語でプディノ、パハディ、グジャラート語ではフ
ディノ、そして英語では、ミントとして知られています。

プディナは長い間、私たちの食卓に用いられてきました。古
代の中国文学でもまた、プディナについて語られています。

日本では1870年に、プディナが栽培され始めました。
この薬用ハーブは、日本によってインドへ紹介されたもので
す。最初は1962年に、インドとパキスタンの国境で栽培され、
その後はウッタルプラディシュ、カシミールなどで栽培され
ました。
現在は、日本ミント(ハッカ)、ペパーミント、スペアミン
ト、レモンミント、の4種類が入手できます。一般的には、
ハッカがプディナとして知られています。

ハッカの葉には、香り高いオイルが0.2%の割合で含まれてい
ます。このオイルは、食べ物やお菓子、ビスケット、化粧品
に用いられ、ペッパーミントやメントールと混ぜ合わされて
歯磨きパウダーやチューインガム、飴、薬、石鹸などに広く
使われています。

プディナはカファとヴァタを静め、食欲を増進し、味覚を高
めます。下痢や寄生虫、ガス、消化不良、便秘などに効果的
です。ですからこのような場合には、プディナのチャツネが
食卓に含まれるべきです。プディナはカファを追い出す作用
があり、風邪や咳、呼吸困難に有効で、神経の痙攣を和らげ
るため、しゃっくりに効果的です。
また、腹痛や生理痛も和らげる作用があります。熱がある時
には体温を減少させ、心臓が弱い場合には、心臓への刺激剤
となります。

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◆《ミント・チャツネ》を作ってみましょう◆

上でご紹介した「プディナ・チャツネ」を食卓に加え、ご家庭
の食卓をグレード・アップさせましょう。

材料:ミントの葉 100g
青唐辛子 1つ
生姜 少量
レモン 少量
塩少々

(1)材料をすべて、一緒につぶします。
(2)オイルやマスタード・シード(あれば)を加えます。

※ミントの代わりに、コリアンダーまたはカレーリーフでも
OKです。

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◆◇『制作者のひとりごと』◆◇

最近、私の住むここインドのプネー市は、夜は風があって涼し
く、快適で、日本の秋を思わせる雰囲気です。
といっても、昼間は暑く、じっとりと汗をかきますが。

自転車で散歩したり、リキシャに乗って外の景色を見渡すと、
黄色やオレンジやピンク色の、濃い色をした花々が目に強烈に
入ってきます。真っ白の画用紙に、原色の絵の具をボトボト落
としたみたいな感じです。いつもその鮮明な色に、あっけにと
られます。
インドの鳥たちは本当に元気一杯で、一日中鳴いています。
ちなみにうちのアパートの前に住んでいるにわとりはいつも、
夜の11時とか12時くらいになぜかコケコッコーと鳴くので、お
ーい、まだ朝じゃないぞーと言いたくなります。

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※※このメルマガは、
有料メルマガ「インド伝統医学に学ぶ、アユルヴェーダな生活」
第21号のバックナンバーです。※※


■発行者:村上アニーシャ siritaiayurveda@gmail.com


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★NGO地球緑化機構(eforest)のご紹介

サマサティは、「NGO地球再緑化機構」
(インド現地代表:小袋正博 サマサティと同じ)が運営しています。
http://eForest.org/

「NGO地球再緑化機構(eforest)」は、インドにおいて
緑化活動を行っている、日本人NGOです。インド・デカン高原
西部の半乾燥地で、現地の植樹活動のサポートを行なっています。

・eforestの指導のもと、現地の学校の生徒たちが
樹を植えている写真です。(eforestサイト内のページ)
http://eforest.org/photo.shtml

・独立行政法人国際協力機構・ジャイカ(JICA)のサイトで、
eforestの活動が紹介されました。
http://www.jicaindiaoffice.org/ERS_j.htm

・ホンダの社内広報誌「POLE POSITION」Vol.54で、
eforestの活動が紹介されました。


★関連リンクのご紹介

以下は、サマサティとeforestのスタッフによる
無料メルマガ3本です。この機会に是非ご登録ください!

http://eforest.org/melmaga/
「インドの砂漠が森へと甦る。イマジン&実践レポート」
→NGO地球再緑化機構のスタッフが送る緑化実践レポート

http://samasati.net/melmaga/
「ああ、インド暮らしの日々。」
→サマサティスタッフのアニーシャによる、インド生活日記

以下は、スタッフによるブログです。

http://ruchi.blogzine.jp/aneesha/
「インドからのメッセージ」by アニーシャ

http://now.ohah.net/anadi/diary/
「森番日記」by アナディおぶくろ(小袋正博)


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Earth Reforesting System
206-Rashmi, Koregaon Park, Pune, 411 001 (MS) India
phone: 91-20-26139659 (セトゥなみかわ)
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