ああ、インド暮らしの日々・第55号
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パンチガニ再び。
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タイからインドはマハラシュトラ州のパンチガニに戻ってきました。
私がパンチガニを留守にしている間、うちのワンコ軍団にはとんでも
ないことが起こっていたのですが、これはまた今度のネタとして紹介
させていただき、今回はタイネタ特集です。
今回もいつものタイ滞在の例にもれず、
よくタイ人に間違われました。
道端で道を聞いてくる制服姿のタイ人のお姉さん。
スーパーマーケットの石けんコーナーの前で
「すいません、そこの石けん二個とってください」(たぶんタイ語で
こう言っていた)と頼んでくるタイの坊さん。
今おススメのドリンクをしきりに宣伝しまくるコーヒーショップのお
姉さん(しゃべりに割り込む隙もなかった)。
で、「は?」と日本語でこたえるとはじめて外国人だとわかってくれ
る。
タイの人にしてみれば、「なんで見た目がタイ人なのに英語なんて
しゃべるねん?」という感じなのでしょうか。
そのたびに私は、
「すんません、タイ人じゃなくて・・」という気分になるのだ。
それにしても、バンコクは本当に日本人が多い。
スーパーで、どうみても店員には見えない私に
「ハゥマッチイズディス?」と聞いてきた人がいた。
日本語で「わかりません。5ルピーくらいじゃないですか?」
5バーツ、と言おうとしてインド通貨の「ルピー」が口から出てしま
った。
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オカマな人々。
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思うにタイは、本当にオカマな人々が多い。
街をブラついていると、明らかにオカマだとすぐにわかる人をよく
見かける。
前に一度だけ行ったことのあるタイマッサージ店の店長らしき人が
そうだったし(彼は体をくねくねさせ、片言の日本語を一生けんめ
いしゃべっていた)、インドからはいてきたスニーカーだけでは
とても足があついので、サンダルでも一足買おうかと出向いた靴屋
の売り子もオカマだった。
ゲストハウスのレセプションにいた若いお兄ちゃんも、ライトの明
るいところでよく見たら、しっかりお化粧をしていたし、スーパー
マーケットのレジうちのぽっちゃりした兄ちゃんも、しっかりアイ
ライナーをぬり、ほんのり口紅をさしていた。
タイのチェンマイで日本語教師をしていた人が書いた本によれば、
タイという国では、日本でいう「男らしさ」というものは存在せず
(この意味を表す言葉もないとか)男だから強くなきゃいけないと
か、男は泣いてはいけない、という男性に一方的に押し付けられて
いるモラルみたいなものはないらしいです。
だから、タイでは堂々と胸をはってオカマができるわけです。
私自身は、オカマな人々に対してあまり違和感がなく、ドスの効い
た太い声で女言葉を使うさまには、安心感すらおぼえます。
まあ、人にはそれぞれ事情があるでしょうから、男として生まれな
がら男になりきれない人たちもいてもいいんじゃないでしょうか。
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無菌培養トンカツに「?」
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ある日系のデパート内にあるスーパーマーケットで、インドに持っ
て帰るための日本食材を見ていた。
品定めしてさあ、レジで会計を、という時に、スーパー内にある
お惣菜コーナーに目がとまった。
その一角にはトンカツ屋がひとつあり、何やら宣伝文句で何か書い
てあったので、何気なく読んだ。
「母体の中にいる子豚の胎児をとりだし、無菌培養にして30%太ら
せたおいしい肉でつくったトンカツです。数に限りがございますの
でご了承ください。」
・・みたいなことが書いてあった。
私はこれを読んで、気持ち悪くなった。
こんな肉を、みんなおいしいおいしい言って食べてるのかと思うと、
さらに気分が沈んだ。
そして、口の中だけの快楽のために、そこまでするかと、人間の欲
深さにボウゼンとしてしまった。
別に私は菜食主義者ではないのですが、インドで暮らしていると自
然に肉食から遠ざかる傾向があるせいか、普段はほとんど菜食で、
さあバンコクでいざ、「おいしいもの食べるぞ!!」と思っても、
私の体が求める「おいしいもの」とは、麺類系と果物類だったので、
けっこう安くついてしまいました。
(続く)
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発行者:村上アニーシャ
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